エミリー・ディキンスン詩集から  1

f0015226_2216569.jpg

心に亀裂がはいり
まるで頭蓋がわれたよう―
ひと縫いひとぬい繕っても
塞ぐことはできなかった

前後の想いを
つなごうとしても
床をころがるボールのように
ただ千々に乱れるばかり!
          (937番)岡隆夫訳・・思潮社「ディキンスン詩集」

☆この詩は 先日読んでいたミステリーに引用されていたんですけど・・・
   それがとても良いんですよ 同じ詩であっても 新鮮な驚きでしたので並べて紹介しておきます

引き裂かれたわたしの心

わたしの心は引き裂かれたらしい―
脳も割れているようだ―
合わせてみようとしても―
裂け目を一つ一つ合わせてみても
どうにも、うまく合わない

後の心を前の心に―
なんとかつなげようとしても、
つながりは調子はずれにほどけていき
無数のボールのように―床に転がっていく
          吉田利子訳・・ヴィレッジブックス「心神喪失・下」ジリアン・ホフマン著
by kate-maille | 2009-10-09 22:46 | 詩・格言・小説

自分の画を紹介しています・・・   気楽な個展です ・・・


by kate-maille
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30